寝不足で頭痛やこめかみが痛い症状が出た時の治し方
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【睡眠時間】
体や脳を十分に休めるには、6~8時間の睡眠時間が必要です。
ノンレム睡眠とレム睡眠の周期が90分~120分。
これを4回繰り返すことで、体も脳もスッキリと軽い状態になります。
※ノンレム睡眠
深い眠りで脳も体も休んでいる状態で、
ストレスを消去しています。
※レム睡眠
浅い眠りで体は深く眠っていますが、
脳は活発に動いています。
一昔前の受験生には、「四当五落」などと言われた時代がありました。
言うまでもなく、寝る間も惜しんで勉強しないと、合格は覚束ない、の意味です。
しかし、昨今の脳科学では、睡眠不足は脳の疲れの原因になり、
認知能力の低下を招くことを指摘しています。
勉強ばかりではなく、夜更かしをしてゲームをしていても同じことです。
夜更かしの増加による睡眠時間の減少、
睡眠習慣の乱れは学力低下の原因になります。
大人の場合ですと、仕事の効率の低下は勿論、
仕事中の不注意、居眠り運転などは重大な事故につながりかねません。
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寝不足による頭痛の原因
寝不足による頭痛の症状には偏(片)頭痛•緊張型頭痛•群発頭痛の
三つがあげられます。
◆偏(片)頭痛
症状は、こめかみの辺りにガンガンずきずきと脈打つ様な痛みを発生させます。
どちらといえば、女性に多い症状で、男性の4倍以上が患っているともいわれています。
原因は脳の血管が拡張することで炎症し、それが周囲の神経を刺激することにより
痛みが発生します。
脳の血管が拡張するのは、寝不足が大いに関係しています。
他にも、睡眠の質の悪さ、女性特有の生理、
空腹やストレスなどの生活のリズムの悪さといったことが考えられます。
対処方法としては適切な睡眠時間を取ることは勿論、
睡眠の質を上げて規則正しい生活を送ること。
睡眠の質を上げるには熟睡できる環境を整え、
寝る前の時間を大切にすることが必要です。
布団は柔らかいものより硬いものを選びます。
寝返りの打ちやすいことがポイントです。
枕にも同じことがいえます。柔らかい枕は頭が沈み込んで寝返りが打ちにくくなります。
一番大切なことは、体内リズムです。暗くなったら眠くなり、明るくなったら目覚める。
すなわち、寝るときは真っ暗にして遅くても12時前には寝床に入ることです。
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◆緊張型頭痛
症状の特徴は、突然に始まり、重く締め付けるように痛みます。
特徴は、一度頭痛が始まると、長時間 (数時間~数日) 続きます。
我慢できないほどではありませんが、首や肩のこりを伴うこともあります。
原因としては、無理な姿勢や過度な緊張、
ストレスなどが重なって起こると考えられています。
たとえば、PCの前に長く座っての作業、長時間の運転といったことです。
対処方法としては、軽くストレッチをする、お風呂で温まる、質の良い睡眠を取る、
といったライフスタイルの改善が効果的です。
◆群発頭痛
症状の特徴は眼の奥をえぐられるような痛みが、
1~2ヶ月間続き、頭痛の中でもとても痛いものです。
偏頭痛が女性に多いのに対し、
群発頭痛は圧倒的に男性 (特に20代~30代) に多くみられます。
原因は不明ですが、睡眠不足が続いたり、深酒をするなどといった不規則な生活が
原因ではないか、と考えられています。
対処方法は睡眠時間の確保、血管拡張剤を飲まない、軽く運動する、といったことです。
群発頭痛の発生期間にアルコールは厳禁です。
【こめかみの痛み】
原因は眼精疲労、偏頭痛や高血圧などです。過度な睡眠でも引き起こされます。
風邪や花粉症、頭蓋骨のズレが原因の場合もあります。
対処方法は、温かいタオルなどで目を温める、軽く運動をする、ツボへのマッサージ、
部屋を暗くして静かに休む、といったことです。
【まとめ】
オーバーワークや夜更かしが好きな人は睡眠不足になりやすく、疲労が体に溜まります。
疲労が溜まりきると、筋肉が神経に圧力をかけ、頭痛や吐き気の原因になります。
中には、いくら寝ても頭痛、吐き気、こめかみの痛みに悩まされる方もいます。
この場合は偏った食生活、ストレス、過度な飲酒などが原因です。
結論としては、質の良い睡眠 (時間も含めて) で体の疲れをしっかりと取ることです。
仕事などで寝不足が続くようであれば、せめて休みの日にはしっかり寝て
体の疲れを残さないようにしましょう。
食事やサプリメント類で体に必要な栄養成分を摂取しても、
寝不足では、体の疲れは溜まったままです。
この状態では、体の免疫力も低下してしまうので、頭痛以外の病気の原因にもなります。
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